β型マイクロミキサー
β型マイクロミキサー(液分割•対面衝突型混合)は現場の研究者と微細加工技術者の真摯な議論に導かれた着想から生まれました。β型ミキサーは低い圧力損失で高効率なマルチチャンネルでの混合を行えることとメンテナンスが容易な分割構造であることが大きな特徴です。最小チャンネルサイズが150μのβ150 は2006年の誕生以来のロングセラーであり標準型マイクロミキサーといえます。現在では標準のステンレス製に加え耐酸性にすぐれたハステロイ製も選択できます。β型ミキサーの設計上の柔軟性からマイクロチャンネルのサイズ変更が可能であり、標準の150μのβ150に加え100μのβ100、そして70μのβ70もオーダー可能です。これらの比較実験を行えば高効率ミキサーにおけるチャンネルサイズによる反応情報を容易に得ることができます。
β型ミキサーの混合原理
α型マイクロミキサー
α型マイクロミキサー(Type α, 3コセット, 対面衝突型混合)は優れた汎用型のステンレス製T字型ミキサーです。MiChSでは同一設計でチャンネルサイズを600,400,200μとしたT字型ミキサーをセットで販売しています。チャンネルサイズによる混合効果を調べることができます。標準のステンレス製に加え耐酸性にすぐれたハステロイ製も選択できます。
なお2023年度より金属材料のコンタミを完全に回避可能となるPTFE製のα型マイクロミキサーの販売を開始しました。